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ブログ 2010年11月アーカイブ

子供心を忘れない

かがみ「そういうコレクターってまとめてどっさり買っていく人とかもいるんだって?」
こなた「あーいるね いるいる まとめて買った方がすぐコンプできるし配列パターンも読みやすくなるし」「まっ財力にモノをいわせた大人買いってヤツかなっ」
かがみ「はぁ…大人買いとはいうけどやってることは子供だよな」
(美水かがみ「らき☆すた 3」)

 

4年前には秋葉原のオタクにしか相手にされていなかったのに、いまや紅白歌合戦に出場しても「順当」って感じで話題にもならないAKB48ですが、またセブンイレブンとタイアップしてなんかやっているようです。
AKB48の包装のウェハースチョコレートが1枚100円で、一個買うとランダムでメンバーのカード54種類のうち1枚がはいっています。なぜだか、一部のセブンイレブンでしか売っていません。
最初は数枚単位で買って、朝起きるときに食べていたのですが、なかなか板野友美があたらない。
思い切ってチームK4箱(一箱20枚入り×4)大人買いしました。


Hello, my friend

「Hello, my friend 君に恋した夏があったね
みじかくてきまぐれな夏だった
Destiny 君は知っていたよね 戻れない安らぎもあることを
悲しくて 悲しくて 帰り道探した
もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて
 

淋しくて淋しくて君のこと想うよ
離れても 胸の奥の友達でいさせて
 

悲しくて悲しくて君のこと呼んでも
めぐり来ぬあの夏の日 君をなくしてから
悲しくて悲しくて君のこと想うよ
もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて」
(「Hello, my friend」松任谷由美)

 

もう20年前のことになる。好きだったのか、憧れてたのか、尊敬していたのか、そのすべてなのか、思いを寄せていた女の子がいた。
わざわざ遠くの予備校の自習室で自習して、回り道して帰った。
駅で何時間も、ベンチに座って話した。
 

でも、つき合って、という勇気がなかった。
僕は女の子と付き合ったことが、あまりなかったのだ。
 

二人とも、東大に入ることができた。
でも学部が違うので、会うことはなくなった。
 

7-8年前、彼女のホームページを見つけた。
メールを送ってみたら、返事がきた。
当時はまだ僕も若手と名乗っても許される世代で、ベンチャーサポート研究会などというものの末席に座ることが許されていたので、ベンチャーキャピタルで働いている彼女にはメールを送る口実はいくつもあった。
 

それから、メールが途絶えて7年。

37歳のお誕生日、おめでとう。


心にヒール

「『ねえ』
ふいに、彼女が言った。立ち止まった。僕らは、駐めたワーゲンに戻るところだった。
『裸足で道路を歩くのって……すごく気持ちいいのね……』
彼女が言った。
『ああ……。だから、ハワイの人間は、みんなよくそうしているだろう?』
と僕。エリコはうなずく。
『よく見かけてたけど……こんなに気持ちいいとは思わなかった……』
と彼女。実感のこもった声で言った。
『なんか……ヒールの靴でホノルルを歩いてた私ってなんだったんだろう……』
と彼女。夜景をながめて、つぶやいた。
『……きっと、心にまでヒールをはいてたのかも、ね』
僕は言った」
(喜多嶋隆「裸足でサンセット・カクテル」) 

 

僕もハワイに生まれたかった。。。
同期が大挙して留学していたころ、僕もハワイ大学のロースクールに留学したくて、いろいろ調べたりしていた。
大学案内をとりよせたが、申請から1年近くかかったところがハワイらしくてよろしい。
 

ちなみに、留学の話は、TOEFLのヒアリングで挫折しました。
留学した同期たちに対して劣等感を感じつつ、裸足で歩くことだけはハワイ風にしています。


種類の違う勇気

「何か言いかけようとした僕に、
『いいんだ』
と彼は片手を上げる。そして、バーテンダーに、
『もう一杯』
と言った。空になったグラスを押し出した。
『勇気の素を、もう一杯……』
と、つぶやくように言った。きっと、僕が少し意外な表情をしていたんだろう。彼は僕を見て、
『何か、おかしかったかい?』
と訊いた。
『いや、勇気の素っていうのが、なんとなくね……』
『おかしいかい?しかし……ワイフと離婚の話に決着をつけるための勇気が、必要なんだ』
彼は苦笑しながら言った。
『けど……ヴェトナムで戦ってきたあなたみたいな人が、いまさら勇気だなんて……』
僕は言った。
彼は、しばらく黙っていた。やがて、ゆっくりと首を横に振った。
『……いや……違うんだ……』
と、つぶやくように言った。しばらく考えている。そして口を開いた。
『北ヴェトナムを爆撃しに行くための勇気と、こういう勇気とは……種類の違う勇気なんだ……』
『………』
『戦争のさなかでの勇気なんて、勇気というよりはむしろ狂気に近いものだし、B52には、何人もの戦友が乗っている。少なくとも孤りじゃない』
『………』
『しかし……実人生の中で、ただ孤りで何かを決めなければならない……そんなときに持たなければならない勇気は……それとは、種類の違う勇気なんだ』
彼は言った。
『種類の違う勇気?……」
『そう……。もしかしたら、北ヴェトナムに爆撃にいくよりも、一見ささやかだけれど実は大変な勇気かもしれない……』
彼は、つぶやくように言った。
バーテンダーが、彼の前にダイキリを置いた。彼は、そのグラスを手にとる。夕陽にかざすようにした。そして、
『そんなささやかな勇気と、大いなる潔さを』
と何かに向かってつぶやいた。グラスの中身を、グイとひと息に飲み干した。」
(喜多嶋隆「ツイン・ルームから海が見える」)

 

法律相談で、結論はひとつしかないと言っているし、それを分かっている様子であるのに、事件を委任しようかどうしようか結論がだせず、「相談継続」にマルをする相談者がおられます。
なんでなんだろうなあ、と思っていたところで、喜多嶋隆のこのあとがきに接しました。
 

そうか、みなさん、北ヴェトナムに行くより大変な勇気と戦っていらっしゃるのか・・・
僕はお待ちしています。
みなさんが、自分で結論をだされるのを。


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