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ブログ 2010年1月アーカイブ

刑事控訴審の法的性質

刑事訴訟法379条 前2条の場合を除いて、訴訟手続に法令の違反があってその違反が判決に影響を及ぼすことが明らかであることを理由に控訴の申立てをした場合には、控訴趣意書に、訴訟記録及び原裁判所において取り調べた証拠において現れている事実であって明らかに判決に影響を及ぼすべき法令の違反があることを信ずるに足りるもの
を援用しなければならない。
 

 ストーカー規制法違反で保護観察付き執行猶予の判決を受けた学生さんから控訴の依頼がありましたが、断りました。
 メールに書かれている「やったこと」自体は、「101回目のプロポーズ」で純愛路線として肯定されていたことじゃないかと思われる範囲のことで(被害者は元交際相手)、起訴されたこと自体かわいそうだなあと思いましたが。
 たぶん、被害感情がむちゃくちゃ悪かったのでしょう。
 

 当番弁護士に弁護を依頼したもののあまり動いてくれず、被害者の供述調書もすべて同意してしまって判決に至ったということでした。
 被害者の供述調書に同意するということは、検察官が作文した被害者の意見を全部そのまま事実と認め反対尋問の権利を放棄するということです。
 精神的に耐えられず一審弁護人の意向に従ったということですが、一審で同意してしまうと、その調書を証拠として取り調べることに法令違反は何もなくなりますから、後になって被害者を証人尋問したいと言っても通らないのです。
 量刑不当は控訴理由の一つですが、量刑判断の基礎となる証拠は、一審で取り調べた証拠のほか、一審の結審後の事情か、結審前に証拠提出できなかった特段の事情があるものに限られます(382条の2)。
 このような控訴審の構造を「事後審」といい、一審の取り調べを尊重することを「一審重点化」といい、昭和60年ころ最高裁が推進した政策です。
 

 そういうわけで、「同意」にはくれぐれも慎重に。
 ところで、当番弁護士の質も落ちてきているのかね。
 弁護士大量増員で、仕事がない弁護士が増え、以前は人の手配に弁護士会も四苦八苦だった当番・国選弁護も、報酬が安いにもかかわらず案外スムーズに選任できているそうな。
 しかし一方で、司法試験合格者が僕のころの約3倍強となったいま、合格者の質の低下は著しく、司法研修所の卒業試験で大学2年生でも間違わんだろ、という内容の間違
いで落ちる人が続出、ということも聞きます。
 また、就職難で、就職したとしても「君は事務員として採用したんだ」とボスに言われたり、そのうえ「昨日ストーブを消さずに帰っただろ」と言われ一日でクビになった
新人弁護士の話も聞きます。
 私は、体調があまり良くない割に幸いお仕事にはめぐまれているので(みなさん、ありがとうございます。ペコリ)、給料制ではなくいくつか仕事をまかせてその売上を持ってってもらう感じで新人に軒先を貸そうかなあと思ったら、先輩から、「今の新人弁護士は、とてもじゃないけど仕事を任せられるレベルではないからやめた方がいい」とアドバイスされました。


肉体関係を伴わない不倫

大疑問79「村上さんにメールが出せるというのでわくわくしてキーボードを叩いています。夫婦仲むつまじい村上さんにこのようなことを質問すること自体、失礼なことなのかもしれませんが、最近この問題について様々な点から考えてみようと思い立ち、ぜひとも村上さんの考えもお伺いしたいなぁ、という次第です。質問は、「肉体関係を伴わない不倫というものは存在するか?」です(神奈川県、20代後半OLより)
 

「こんにちは。突然そのようなことを質問されると汗が出ちゃいます。僕の考えを言いますと、肉体関係を伴わないのは不倫ではありません。、肉があってこその不倫です。
どうしてそうなのかは、もっと大人になったらあなたにもわかります。」
(「『そうだ、村上さんに聞いてみよう』と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?」) 
 

不倫された、といって離婚相談に来られる方は大勢いらっしゃるのですが、みな証拠が弱い。
肩を組んでラブラブしている写真とか、手をつないでいる写真を示されてもねえ。
 

「肉があってこその不倫」ですから、まずは証拠固めをしてください。


ひふみよ

「小沢「えーと、エフェクターの話を聞いたのは、南アフリカから木暮さんに電話をした時だったのですが」
うさぎ「南アフリカって、マンデラさんの」
小沢「そう、アフリカの先っぽの国。あそこに4ヶ月くらい家を借りていたことがあって」
うさぎ「うわ。撃たれませんか、銃で」
小沢「僕らは大丈夫でしたけれど、確かに撃たれている人はいました。僕らの家の近くのタウンシップ(かつての有色人種指定居住区)だと、殺人事件が五年で千三百三十件だっけな。小さな町なのに、三日に二件の割合で殺人が」
うさぎ「うーむ、植民地支配でぼろぼろになった社会の傷が」
小沢「ほんとに。『アフリカの貧困』とか『アフリカの腐敗した政治』とか言うけれど、どうも話題にならないのは、『何が原因で、アフリカはそんなに壊れた社会になってしまったのか』ということで」
うさぎ「そうですね。本当の原因は何なのか、という。その理解を深めないと、いつまで経っても同じことの繰り返しに・・・」
小沢「で、その南アフリカと同じくらい長くいたことがある場所というと、ボリビアには合計五ヶ月半くらい? ベネズエラには3ヶ月くらい? いたことがあるのですが、どちらの国も『危険』というイメージがあるらしくて」
うさぎ「あ、渡航情報とかも、読んでるだけで怖くなるようなものが出ていますね」
小沢「そう、多くの『先進国』の政府が、『ベネズエラは危ないから行くな』とか『ボリビアは麻薬組織があるから危険です。渡航の是非を検討してください』とか、渡航自粛勧告みたいなものを出すでしょう? 国民の安全を守るため、という理由で。しかし、国民が危ない国に行かないようにしたいんだったら、何で・・・」
うさぎ「何で・・・」

小沢とうさぎ「(声をあわせて)ワールドカップを南アフリカでやるんだよっ!」

小沢「・・・というのは、生活感として、ベネズエラやボリビアは、南アフリカに比べたらむちゃくちゃ平和なのですよ。ボリビアは特に平和で、落し物しても人が走って届けに来てくれるみたいな」
うさぎ「ボリビアの人たち、あったかいですよねえ」
小沢「一方南アフリカは、すばらしい場所なのだけれど、ぼさっと信号待ちしていたら銃で撃たれるかもしれない、みたいな緊張感はいつもあって」
うさぎ「ヨハネスブルグとかですか?」
小沢「いや、結構、国のどこでも緊張感が。そんなわけで、『豊かな』国々の政府が、ベネズエラやボリビアには『危険だから行くな』と警告を出す一方で、明るい顔で代表選手団とサポーターを南アフリカに送り込む感じが、何とも・・・」」
(小沢健二オフィシャルサイト「ひふみよ」)

 

「社会臨床雑誌」の「企業的な社会、セラピー的な社会」(小沢健二)が載っている号で、編集後記に編集者が、じん肺で横になることができず炭鉱夫がみんな縦に座ったまま死を待って暮らしている、旅行案内には到底のっていないようなホテルに小沢健二は滞在していて、連絡に苦労した、みたいなことが書かれていました。
「プラダの靴が欲しいの」なんて歌っていた頃とは180度ひっくり返ってアメリカ資本主義の批判を「季刊子どもと昔話」で連載しているのが小沢健二でして、もう日本で音楽活動をすることはないのかなと思っていたのですが(一度だけ、ウェブなどではわからない草の根で、ヒューマニズムの映画を観てハーモニカを吹くような集いはやったらしいのですが)、13年ぶりに全国ツアー「ひふみよ」をやるそうです。
 

ぜひ、行きたいですね。
しかしヤフーニュースで見た後サイトにアクセスしようとしたら、アクセスが集中していてエラーになってしまうほどだったので、チケットが取れないかもしれないな。
仮にチケットが取れたとして、一人で行くか、誰かと行くか。
94年から97年を一緒に過ごした人と行きたいんですが、疎遠でして。
 

ちなみに、うちの事務所では、業務上必要があれば「渡航を延期してください」の海外渡航情報が出ている地域でも出張しております(旅費および1日2万1000円の日当はいただいております。)


中島みゆきのオールナイトニッポン

「そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ
だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう」(「時代」中島みゆき)

 

「オードリーのオールナイトニッポン」というDVDがいま売られています。
10月に始まったオードリーのオールナイトニッポンの第一回の収録状況を撮影して、それに特典映像をちょこちょこつけたもので、要は第一回の放送を聴いているのとあまり変わらないわけです。
 

         これで金をとるのか!?
 

と思いましたが、中身は面白かったです。
春日がユーミンのオールナイトニッポンを聴いて育った「ラジオ通」だということでいろいろと話を膨らましていくわけですが、親に隠れながら雑音と闘って聴くのが醍醐味だったそうで(だからリスナーと電話をするコーナーでも家電しか認めない。)、ものすごく共感をおぼえました。
僕は中学生のころ、朝6時55分の電車に乗らなければいけなかったので夜は寝かされていたのですが、中島みゆきのオールナイトニッポンは自分の部屋でこそこそ聴いていました。
同級生たちは三宅裕司のヤングパラダイスの話とかをしていて、

         ふっ、おれは中島みゆきだぜ

と心の中で勝手に背伸びをしていました。
 

 オープニングの音楽って変わっていないんですね。
 中島みゆきの妙なハイテンションが面白かった、はず、なんですが、どうも具体的な印象はよく覚えていないんです。
 誰か、中島みゆきのオールナイトニッポンを録音したテープをまだ持っている方がおられましたら、一回分だけでもいいので貸してください。金一封をお渡しします。


SWEET DREAMS

「SWEET HEARTS 写真立てには おどける二人 今日を知らずにキスしてる
SWEET DAYS 何に負けたの 分からないことがくやしいだけ」
(「SWEET DREAMS」松任谷由実)

 

かみさんのお義母さんが、結婚するまえの僕とかみさんの写真をかざっている。
娘たちは、「二人とも別人!」と言っているが、僕たち二人に間違いない。
 

今日を知らずに手を握ってる。
 

そういえばプリクラも撮った。机の中にまだあった。
おどける二人 今日を知らずにキスしてる。
 

SWEET DAYS  何に負けたの?
分からないことがくやしいだけ。


笑顔にはかなわない

「夜空にきらめく月の青いしずくさえも
静かに微笑むあなたの笑顔にはかなわない
夜空に広がる星座に二人は照らされて 世界で一番輝く永遠の愛になる」
(「笑顔にはかなわない」岡村孝子)

 

10歳離れた妹が結婚するそうです。
僕が結婚の報告に行ったとき取り乱してた両親が、平静でした。
 

妹は仕事(読売新聞記者)もつづけるそうで、大丈夫なんかいなとうちのかみさんを見ながら思う。
ただ、大学の1年から7年つきあっているようなので、結婚とのギャップはあまりかんじないかもしれない
・・・そうでもないか、妹は実家暮らして同棲したことないからね。
一緒に暮らすと本性でるよね。


no more war

「今日もテレビの中じゃ戦争 私腹を肥やす大人の理想郷
冷たい雨に打たれる子供が今日もまたひとり死んでいく状
いつだってそう ぼくだってそう また見て見ぬふりする
混沌とした世界すべて支配抜けてみたい 気付いた今日からスタート
誰が悪いの? ねえ、どうしてなの? なんで幼いこの子が死ぬの?
 

『明日』はきっと皆笑えるかな? 小さな声がきっと僕ら呼んでいるよ
確かな事はこの地球に生まれ君と僕は少し『場所』が違うだけ

『明日』はきっと平和を知らない子供がほらね 平和の向こうで見てる
僕らに笑うよ
 

何ができるだろう、、、
 

僕の心の奥で何かが動いた」
(「no more war」GReeeeN)

 

僕の事務所のホームページの「業務紹介」欄に、国境なき医師団へのワンクリック募金のバナーが貼ってあります。
ワンクリックしていただくと、一日1円、週刊CHINTAI」が国境なき医師団に寄付してくれるというものです。
僕は毎年、税金がもったいないので国境なき医師団とユニセフに5万円づつ寄付しています。戦闘地域に自ら出向いて治療にあたっている医師たちに敬意を表して。
僕も理系を選んで医師になっていたほうがこの世のためになったのかもしれない。

でも、戦闘地域の現状と言っても、こどもたちはわからない。
とりあえず、「核なき世界」という言葉だけは知っていたので、核のある世界を分かってもらおうと「はだしのゲン」を読ませた。
熱心に読んでいたので、子供たちが通う小学校にも寄贈した。
 

戦闘地域の子供たちの現状について、想像力をふくらましてもらうため。


砂漠に生きていること

「より性能のいい車に乗り換え、より美しくてスタイルのいい男や女とセックスをし、よりハイテクノロジーで快適な高級マンションに住む幸せなんか、虹色のレーザー光線と賑やかな音楽と巧みな演出が織り成す、一種の錯覚に過ぎない。それどころか社会的な成功や金や知識でさえ、月が消えてしまえば闇の虚無に吸い込まれ、後には再び冷たい風の吹き渡る砂漠が広がっているだけだ。
 肝心なのは砂漠に生きていることを忘れないこと。」
(桜井亜美「First Love」)

 

おんぼろの軽自動車、周囲の反対を押し切って車検通しました。
エコカーを一台買うということは、この地球上の車を一台増やすということ。それが本当にエコなんですか?と僕は問いたい。
クルマは、走ればいいの・・・どこかの小説に出てきた言葉です。
新車を買うことで満たされるのは自己顕示欲だけで、砂漠で生きていく上ではなんの役にも立たない。
おんぼろを恥ずかしいと思わずに運転できること、砂漠で生きている僕たちはそのことをわすれてはいけないでしょう。


HOPE or PAIN

「一体何を期待しているというの 握りしめている電話が震える度いちいち胸が高鳴って
でもすぐため息に変えて もう何度も繰り返し
来るわけないいつかんなんて言葉 いつまで信じてるつもり
 

ねぇ忘れてしまえばいい 少し夢見ていただけだって
奇跡なんて起こるわけもないことくらいわかっているのに」
(「HOPE or PAIN」浜崎あゆみ)

 

昨年11月のデフレ宣言以来、株価はさがるだろうと踏んでベア1.5倍ではっているのですが、年初来高値をつけるなど日経平均は上がり続け、今日もまた上がっています。
もう10%の損です。50万円ですよ。
上がるのか下がるのか、勝負して注文するたびに電話が震えます。そして終値を見て溜息。
今後のトレンドはまだ上がり続けるのだろうか。
菅財務大臣の就任で、何か変わるのか。
いつか下がると信じていていいのでしょうか。


年賀状を送れなかったあなたへ

「あなたは今どこに住んでいるかな 元気でいるのかな 寒くはないかな

困った顔しないで 投げ出したりしないで 
後戻りはしないで 暮らしててね、笑っててね、そして・・・
いつかはあなたも大人になって 出会った人と恋に落ちる
そんなときも どこかで手を合わせ祈ってる
 

あなたがそこに生きてるだけで それだけで私も生きられる
いつか私も一人で立てるようになるかな
 

誰もがいつしか時間の旅終えて 次の場所へ歩く
そして気づいてゆく 見えない繋がれた手に」
(「大切にするよ」柴咲コウ)

 

今年もたくさんの年賀状を送り、たくさんの年賀状をいただきました。
年賀状だけの付き合いの人も、もう結構います。
近況をきくだけで、つながっているという感じがするのですが、古い友人の中には、もう住所もわからず、年賀状の付き合いすらできない人もいることが残念です。
元気でいることを祈ります。
 

年賀状をくだされば、私は年賀状をお返ししますよ>諭吉さん


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