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ブログ 2009年10月アーカイブ

笙野頼子は渋谷系?

「太陽と僕の約束で 晴れた朝早く ひとりきりの僕はバスに乗り込んだ
変わりだす ほらね風景が サボテンをめざす こんな僕に そっと口笛を吹く
夏のはじめに 僕らは大好きなシャツを着て 旅に出よう 
君と僕は ひょっとしたら出会う
 

さよならも上手く言えなくて たぶん5時過ぎの雨の中で 君も空を見上げてた
やけくそさ 僕はギター弾く 膝かかえたまま まぶた閉じて ぎゅっと押しつけてみる
少しひねくれた僕は やけにきざなブーツで 旅に出よう 君と僕はひょっとしたら出会う
 

いつも後からついてくる犬の名前はジョイだから 退屈なんて蹴飛ばしてホットケーキを狙う
夏が終わる頃僕も悲しみに気づくだろう 
その時まで 遠い町で ずっとすごすつもり
いつも後からついてくる犬の名前はジョイだから 悲しみなんて蹴飛ばしてショットガンを構える
夏のはじめに 僕らは大好きなシャツを着て 旅に出よう 君と僕はひょっとしたら出会う
夏が終わるころ僕も悲しみに気づくだろう
怖くなんてないさ だけど きっと気づくだろう
夏が終わる頃に僕は きっと気づくだろう」
(「大好きなシャツ(1990旅行大作戦)」渡辺満里奈)

 

大学受験のとき気になっていた女の子が「Flipper's Guitar解散!!」なんてメモを授業中に回してきたものだから、フリッパーズギターをはじめ渋谷系の音楽には、結構耳を傾けた。
耳に心地よく、なんとなく感情移入できるのだけれど、論理的に歌詞を分析すると何が言いたいのだかまるでわからない「渋谷系」。
いまになって近代音楽に対するポストモダンの試み、とかなんとか後付けで説明したりもするのだけれど、興味深いのは、同じ時代に文学の世界で笙野頼子が「タイムスリップコンビナート」で111回芥川賞(1994年前期)を受賞していることだ。
1990年の満里奈の旅行大作戦もよくわからないが、1994年のタイムスリップコンビナートは輪をかけてよくわからない。
 

「何者かから電話がかかってきて、海芝浦駅に行った」
 

これ以上説明のしようがない一冊というのも、珍しい。
文章もきわめて前衛的で、自称「アヴァンポップ作家」と、ポストモダニストを自分からかってでているだけのことはある。
インターネット上で調べてみると「途方に暮れた一冊」と評しているブロガーもいる。
こういう本は、頭で読解するのではなくて、足を使って感じ取らないといけないだろう。
 

そういうわけで、近々海芝浦駅をめざして鶴見線の旅をしてみようと思います。
 

いつもあとからついてくる 犬の名前はこれひろだから 退屈なんて蹴飛ばして ペプシコーラを狙う 


ヤミ金

ヤミ金は普通は電話で脅すだけで、接触しては来ないものだが、今回の依頼者の場合は、16時にどこそこに来いと言ってきた。
まぬけなヤミ金だ。初心者かな。
 

近くの交番に1時間前に行って、
「わたくしこういう者です(身分証明書を示す)。16時にヤミ金が取り立てに来るのでつかまえてください。」僕は言った。
警官「えーっと・・・どういうことですか?貸し借りの話はうちではできないんですけど・・・」
僕「地域課の警官で対応できないなら生活安全課に連絡してください。出資法違反の被害届を出したいと言っている人がいると。」
 

結局、話は通じて、生活安全課が来てはくれなかったけど、地域の警官に当面なすべきことを指示してくれた。ビバ!千葉県警。
 

16時、依頼者は指定された場所に行き、僕は20メートルほど離れたところで携帯をいじりながら様子をみていた。
僕はいつもどおり、Tシャツに短パン。大丈夫、弁護士には見えない自信がある。
マスクをした男がやってきた。
僕は男の右腕を両腕で抱きしめ、言った。
「〇〇さんだね。ちょっと交番まできてほしいんだけど。」男を押していった。
「あんた、なんだよ。何すんだよ。どういうことだよ。」
「分かってるでしょ。」僕は言った。

交番では、依頼者と男と、それぞれ取調べをする体制が整っていた。
 

「あぶない刑事」の見すぎかな。
 

失敗したのは、恐喝であげられるだけのことを言わせるまで男を泳がさずに、すぐに捕まえてしまったこと。依頼者がびびっていたから急いてしまった。


COOL & SOUL

「俺らにまずついてきな yeah! 風がこっち向いてきた yeah!
頬に気付くとほら水滴が yeah!  強い風が背から吹いてきた yeah!
水滴じゃなくなってくぞ 想定しな 最悪のケースを
手組もうが吹き飛ばすほどの強風」(「COOL & SOUL」嵐)

 

台風18号ですごい風でした。
午後から千葉地裁で刑事裁判があったのですが、道路事情がどうなるかわからないので早めにでかけたところ、スムースに着き、裁判開始が13時15分なのに朝9時半には到着していました。
駐車場の車の中で寝ていたのですが、飲みものがほしいと外に出たときに、ものすごい突風。
眼鏡が4メートルほど飛んで草むらの中に落ちました。
眼鏡がないと何も見えない私。草むらを這いつくばってもなにも見えません。


警備員さーん!!

悲痛の面持ちで叫ぶと、快く探してくれ、見つけてくださいました。
田舎の裁判所はいいですね。


盛者必衰

「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ」(平家物語)

 

原宿にある渋谷区立中央図書館は、適度に静かで、適度にざわざわしていて、子どもにわからないところをひそひそ教えてあげるにも自分で勉強させるにも都合がいい。
疲れたら入り口正面の池にいる亀やカエルとたわむれることもできる。
 

きょうは都民の日で東京都内の公立小学校はお休みなので、子供たちを連れて中央図書館に行った。
おやつに、竹下通りまで出て、クレープをみんなで食べた。
その途中、Hello! Project Official Shop なるものがあった。
混んでいる竹下通りにおいて、広い店内覗いてみると、客は一人もいなかった。
 

盛者必衰。


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