HOME > ブログ > アーカイブ > 2009年8月アーカイブ

ブログ 2009年8月アーカイブ

北青山3丁目4番地

「ガラスの中の夕映えに揺れるライ麦畑が ねえ 君の瞳には見えたの
肩で息してショーウィンドウ いつも並んで覗いてたね それは夢の入口
頬づえをついて恋をしてたの そう 二人が制服をまだ着てた頃ね
 

大切なことを忘れそうな日には ひとりでここに来て時間を止めるの
街角で遊ぶいけない私を叱ってくれたのは 君だけだったね
 

ジャケットだけがネイビーブルー 今もガラスの向う側に遠い二人が見える
君が振り向く夕暮れはとても悲しい色をしてる 私だけが大人で・・・
さよならで閉じた青いアルバム ねえ何を見失ったのと声がするの
 

思い出すたびに胸が熱くなる けんかしてくれたね 私を守って
 

大切なことを忘れそうな日には 一人でここに来てウィンドウを覗くの
いつか出逢えたらまた私のこと叱ってくれるかな 昔のまんまで・・・」
(「北青山3丁目4番地」荻野目洋子)

 

僕が中学生のときよく聴いていたアルバムに、荻野目洋子の、青山通りをテーマにした連作があった。
「Route 246 connexion」というアルバムで、表題作のほか、「キラー通りは毎日がパーティー」「246プラネットガールズ」などが収録されている。
 

国道246号は三宅坂を起点に僕の住んでいた相模原を通り、厚木の山奥まで続いているのだけれど、神奈川県に入るととたんに気配が変わる。
さびれて緑が多くなるのだ。さすが緑区。
田舎の中学生だった僕は、「なんとなく、クリスタル」(田中康夫)「キラー通りで、青春小説」(窪田僚)を愛読し、北青山3丁目4番地やキラー通りには何があるのだろうと憧れていた。


大人になって、分かった。

北青山三丁目4番地には、都営青山北町団地があるだけだということを。


1

« 2009年7月 | メインページ | アーカイブ | 2009年9月 »

このページのトップへ