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交通事故のようなもの

「『ムーン・パレス』という小説は、今まで読んだ本の中でかなりお気に入りの一冊である。だから、同じ著者の別の作品も読んでみようと、『偶然の音楽』P・オースター(新潮文庫)を読んだ。

実はこの本は、ずいぶん前にいつか読むだろうとブックオフで買い、長い間本棚で読まれるのを待っていた。いわゆる「積ん読」というものだが、そういう本がかなりたくさん僕の本棚にはある。

いつか必ず読みたい。でももう少し後で。そうずっと思っていた本なのだ。
だから、そういう本は必ず「なぜ今この本なのか」と読む前も、読んでいる途中も、読んだ後も思っている。自分の人生と本を、時間を限定させる事によってより強固に結びつけたいと思っているのだろう。あるいはどこかで、「“今”読むべき本は、膨大な冊数の中でもたった一冊しかない」と思っているのかもしれない。だから僕は、本を読む時間と同じかそれ以上に、読む本を選ぶ行為に多くの時間を割いている。

僕は本を読む事は大好きなのだが、実は読むスピードは遅い。それにとてもたくさんの労力を使う。一冊読むとクタクタになる。時間的にも精神的にも多くを消費してしまう本は、やはりよくよく選ばなければならないと思っている。

ではなぜ、今この本を選ぶのか明確に説明できるかといえば、そうではない。
実用書などは必要だから読むと説明できるが、小説はちょっとよく分からないのだ。交通事故のようなものかもしれない。恋のようなものかもしれない。偶然、何気なく本棚から手に取り読み始め、いままで入り込めなかったのにその時はなぜか一気にその世界に入り込め、そして読了してしまう。」

(本郷毅史「その日を摘め」http://hanamote.com/blog/archives/2004/12/post_2.html)


「交通事故のようなもの」という表現がある。
意図せず偶然におそいかかる出来事のことを指す。
失恋などがその典型だろう。
ただし、偶然と言っても、完全に偶然なのではなく、その偶然には必然性が秘められている。
注意をつくせば、避けることもできたというニュアンスだ。
だから文脈によって、偶然性を指すこともあるし、必然性を指すこともあり、結局、どういうことなのかがよくわからない言葉なのだ。

2週間ほど前、似たような経験をした。
バイクで山手通りを走行中、中央分離帯を乗り越えて歩行者がいきなり僕の前に飛び出し、僕は真正面からぶつかり、バランスを失って停車中のバスに衝突した。

ろっ骨が骨折し、2週間動けなかった。

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コメント (1)

諭吉:

事故ったんかい!!!

僕は真正面からぶつかりて、歩行者はねたんかいなぁ

奥様に怒られながら

保険屋と話し合いしながら

バス会社と話し合いしながら

歩行者と相手と話し合いながら

事務所の従業員に給料の請求されながら

刑事からどないしたん?言われながら

自己弁護に励んでくだせぇ(;´Д`)

お大事にm(_ _)m

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2009年05月26日 20:57に投稿されたエントリーのページです。

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