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「月光」

「I'm GOD's child この腐敗した世界に堕とされた
How live I on a such field? こんなもののために生まれたんじゃない。
突風に埋もれる足取り 倒れそうになるのを、この鎖が許さない
心を明け渡したままで あなたの感覚だけは散らばって
私はまだ上手片付けられずに

「理由」をもっとしゃべって。 私が眠れるまで
効かない薬ばかり転がってるけど
ここに声もないのにいったい何を信じれば?

I'm GOD's child 哀しい音は背中に傷痕をつけて
I can't hang out this world こんな思いじゃ他に居場所なんてない
不愉快に冷たい壁とか? 次はどれに弱さを許す?」(鬼束ちひろ「月光」)

子供には、いつもあったか、明るく元気に育ってほしいと、思うだろう。
元気なことは悪いことじゃない。
前向きなことも悪いことじゃない。
でも、後ろ向きなことも、悪いことじゃないと思う。
この仕事をしていると、心理的に弱いクライエントに出会うことがある。
そして、僕自身も心理的にとても弱い。
この夏は、北島康介でも泣いたし、野口みずきでも泣いたし、御巣鷹山でも泣いた。
鎮静剤を必要とするほどに。
弱いことが、否定的なことだとは思われない。

弱い人は、とても多い。
彼らは、社会の陰に埋もれてしまっていて見えないが。
あまりに弱くて、生活保護の申請すら「区役所が怖くて」できない人たちがいる。
競争主義を推進し、適者生存を原則とし、不適合者を切り捨てていくような、独占禁止法的社会は、望ましいとは思われない。 少なくとも弁護士は、弱い人たちの側にいるべきだと思う。

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